紅茶

チャイナタウンの紅茶のレビュー・感想・評価

チャイナタウン(1974年製作の映画)
4.2
かなり引き込まれました…。『ゴッドファーザーPART2』、『市民ケーン』と共にデヴィッド・フィンチャーのベスト3作品に入っているということで鑑賞。

元々砂漠だったというロサンゼルス。今でも雨はあまり降らない。そういうドライな情景が法の埒外"チャイナタウン"に置き換えられていて、そこは"怠け者"、つまり知らぬふりをすることが是とされており、深く突っ込む者に救いは無い。
あまりにもゾッとする展開とどうやっても黒幕ノア・クロスの掌の上で踊らされる袋小路な世界が待ち受けている。ロマン・ポランスキー監督に関しては、マンソン事件でシャロン・テートを救えなかった思いと自身の少女淫行事件が、本作のギテスとノア・クロスに重なる。皮肉でも笑えない事実ですけど。
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