サーフ

イヴの時間 劇場版のサーフのレビュー・感想・評価

イヴの時間 劇場版(2009年製作の映画)
3.7
かなり前からClipの中に入れてた作品。監督が「アイの歌声を聴かせて」と同じ人という事は後から知った。

そう遠くない未来の日本ではアンドロイドが家庭に普及していて便利道具として扱う事が普通となっていた。
アンドロイドを人間同様に接し精神依存する事が問題視されている環境で主人公のリクオたちは「イヴの時間」というカフェを発見する。
そこは"人間"と"アンドロイド"を分け隔てなく接客する不思議な喫茶店だった。
喫茶店のお客と交流を深めていく中である日リクオのアンドロイド、サミィと遭遇してしまう…と言うのが大まかなストーリー。

本当に"そう遠くない未来の出来事"と思わされる作品。人間と見分けがつかないアンドロイドは無理だとしてもAIの発達でコミュニケーションを通して人間とAIの関係性が変容していく事は可能なんじゃないかと思う。それこそ「her / 世界でひとつの彼女」みたいな世界。

人間とロボットが心をより添え合える世界は素敵だと個人的には思う。人間とロボット、分かり合えない部分も絶対あると思うけどそれを乗り越えて結ばれる友情には心暖かにさせてくれる。

劇中の人間のアンドロイドの扱いが酷すぎてちょっと嫌な気持ちになる。
最低限丁重に扱えよ…と思いながら見てた。リアルで家電とかは皆優しく扱ってるぞ…。
サーフ

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