イヴの時間 劇場版の作品情報・感想・評価・動画配信

「イヴの時間 劇場版」に投稿された感想・評価

宮田

宮田の感想・評価

3.3
穏やかな作品。だけど、この世界にはしっかり影がある。
クスッと笑えてホロッと泣ける、にしても演出が独特。おもしろい。
主人公っぽく描かれていく少年が感情移入しにくくもどかしい。展開の速度やメリハリも緩やかでもどかしい……が、最後にはホッとして、ドキッとして……SFアニメらしい作品と感じた。
Mai

Maiの感想・評価

4.1

このレビューはネタバレを含みます

人間とロボットを区別しない空間という設定がまず性癖にささる…そこで生まれる感情だったり、映画に感情移入してしまう人は泣いちゃうかも。
色んなアンドロイドが訪れるのも面白かった。古い型式だったり、お互いを人間と勘違いしていたり。
続編が10年も出ていないのがもったいない〜
もっと評価されてもいいし、世に知れ渡っていないのも不思議。調べたらネット上で15分全6話だったから仕方ないのかも。その総集編という形でこの作品が仕上がっているそう。
すごく面白かったし興味深い映画でした🙏
Beck

Beckの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

人とロボットを区別しないカフェの中で起こる出来事が中心の映画。
ロボットの証であるリングを消すことがルールなので誰がロボットなのか人間なのかわからず交流することで少しずつ見えてくるのが面白い。カメラワークがあまり見ない手法なので同じ空間内で完結していても画面が飽きることがない。
映画だけだと少し消化不良かな。
すー

すーの感想・評価

3.9
ずっと観たくて観れてなくて…感動です。

ロボットにも感情があるという今じゃ珍しくない設定だけれど、とある特殊な喫茶店での"人間"模様を描いていて面白かった。

ロボットと人間が共存する上でさまざまな問題提起があり、考えさせられました。

最後のエンドロールは意味深。コミックの方で深掘りして理解を深めたいなと思います。
ゆーこ

ゆーこの感想・評価

2.0
AI技術が発展して、アンドロイドロボットが普通に家政婦などしてくれる時代。
映画herを思い出す内容だった。
実際こういう時代が来た時、ロボットらしいロボットではなく、人間らしい外見のロボットを求めるんだろうか。
人とロボットの感情面での問題を取り上げているけど、実際、倫理委員会が何を危険視してるのかよくわからない。想像するに政治的、雇用問題など絡んでくると思うが背景がよく見えない。
「未来、たぶん日本。“ロボット”が実用化されて久しく、“人間型ロボット”(アンドロイド)が実用化されて間もない時代。」

ロボット3原則↓が通用する社会で、


1.人に危害を加えない。危害が加わるのを看過しない
2.1に背かない限り命令に従う
3.1,2に背かない限り自己防衛


「人間もロボットも区別しない」ことをルールにした「イヴの時間」という不思議な喫茶店を主軸に描かれる映画。

このルールのおかげでロボと人の区別がつかなかったり、ロボ同士が恋をしたり(互いに相手を人間だと思ってる)する機会の余地があったりもする。

沈黙の命令を守り続けていたthxが、イヴの時間のルールを破る一方、ロボット3原則の1個目を守る為(マサキやイヴの時間を守る為の建前であって欲しい)の、外敵の排除の為に沈黙の命令を破り、その後勢い余ってマサキの質問に答えかけるシーンが見せ場。
あくまでもロボット3原則を破らない範囲で、
想いに揺れ動くロボットの葛藤が、思いがけない行動をひき起こさせているという人間に都合の良い希望的な解釈をせざるを得ない。

同じSFという括りでもブレードランナー(2049)みたいなエグみが良くも悪くも一切感じられない。独特な音楽、アングル、アニメ特有の機械っぽいコマの進み方、会話の緩急の付け方、舞台のカフェという設定等がどこか不思議かつゆるふわな雰囲気を生んでる。
ぬーこ

ぬーこの感想・評価

3.3
効果音がなんか仰々しい。いちいちピアノ音。狙いかな。ピアノ音もだけど機械音っぽくもある。
アングルが凝っている。アニメだけど、カフェの中だけど、色々な方向や角度から映すようにしている、それで評価高くなるわけじゃないけど

感想はまあまあ。人間とアンドロイドの関係から思いやりや愛情を描こうとしている。こうゆう手法あるよね。

主人公がキモいという感想がままあったが、それは同感。それはドリ系だからではなく、それになりきれてなくイキッてるところだろうか
それと映画のポスターはサニィだけどヒロインはナギだよねって思った

人間(マスター)とアンドロイド
アンドロイドはロボット三原則を遵守することを義務付けられ、倫理委員会にも目をつけられている
リクオはホームアンドロイドのサミィがリクオに内緒で寄り道をしていることを知る。友達のマサキに付き合ってもらい、寄り道先へ行くとそこは人間とアンドロイドを区別しない異空間のカフェ、イヴの時間
だった。オーナーや常連の客たちとの心温まる交流が始まる

最近、ピアノできる主人公多いよなぁ。ピアノちゃんと習っておけばよかった笑

2020.93
あらすじを読んでから観たけれど、考えていたのとかなり違った。「アシモフのロボット3原則」と「人間型アンドロイド」と謎の店「イヴ」を軸にストーリーが展開。序盤のギャグというかユーモアの畳み掛け方が「アニメの早口でまくしたてるノリ」で更に長い。そこでかなり興味を失う。その後も良く言えばユックリしたテンポ、悪くいえば進展がないまま同じ事を繰り返していた。個人的には旧型ロボットの造形は可愛らしいが、手塚治虫先生のロビタの発展改良版に見えなくもない。ロボットが感情を持つという事についてはフィリップ・K・ディック先生の「電子羊は夢をみるか?」を代表に様々な作品で語られてきた事。クローンでさえ余程捻りを入れてこない古く感じる。なにせSFなので普段の常識がひっくり返される快感を求めて観たり、読んだりするので本作は個人的には好きにはなれなかった。続編があると思わせるエンディングだったけど、あるのかな?
2010年吉浦康裕監督のアニメ映画。これはやられたなあ・・・。不覚にも涙。3DCGを駆使した美しい背景や躍動感あるカメラワークが印象的。軽妙な会話も心地いい。人間とアンドロイドの繋がりと、そこに付随する感情の機微がうまいね。ベタかもしれないが、この温かさが身に染みる。
てる

てるの感想・評価

3.5
人の形をしたロボットってのは色々厄介だよなぁって色んなSFを観て思う。ただの機械、ただの道具だと思ってたら楽なのに。人の形をしているだけでどうにも事情が変わってくる。愛着が湧き、無機質な物体に見えなくなってくる。しかも、今回は感情があるように見える。ロボットに感情が宿るのか否か。ロボット物の作品には欠かせない題材だが、毎回考えさせられる。
もし、ロボットに感情が宿っていたなら、それが人間と変わらぬ容姿であったなら、それは人間との境はあるのだろうか。
家庭用アンドロイドに好意的な感情を抱いているが、社会的に鑑みるとそれは変態扱い。感情を抑えつけていることに歯痒い想いはあるもののそれを素直に表現することは憚れる。しかし、あの喫茶店に集まる奇妙なお客と会話し、心を通わすことによって、凝り固まった想いが次第に溶けてゆく。
思想とか常識ってものは不変ではない。その時代の生活様式によって変化していくものなんだ。従って、家庭用アンドロイドが一般家庭でも普及してるような世界観ならば、アンドロイドに恋をするのもおしゃべりするのも当たり前になって然るべきなんだと思う。非生産的な愛だとか言うのであれば、同性愛や子どもを作る機能が不充分の男女もそうだ。しかし、そういった方々の市民権は当然得られているわけで、アンドロイドを性の対象にしている人を差別するのは間違っている。
当然親子愛が生まれていたとしても不思議ではない。ロボットに愛を求めた少年にロボットが答えたなら、確かにそこには絆があった。マサカズとテックスの2人にはお互いを慈しむ愛がある。ちょっと泣けた。
結局、科学文明が進んだとしても、人間の感情というものは変わらない。どういう感情を持つか、それを誰に向けるかは変わるが、感情を抑えることはできない。どんなに技術が進もうと人間が感情で動く動物だということは変わらないのだ。
ただ、その愛を否定することはできないが、ロボットを愛する人類は子孫を残すことは出来ない。感情で生きる人間はひどく動物的ではあるが、一方で子孫を残すという生物には必須のことを放棄し、自然の摂理から逸脱してしまっている。技術が進化した人間は生物という枠組みから離れていってしまう。しかし、またそれもその時代の価値観であって、それを受け入れざるを得ないんだろうなぁなんて哲学的なことを考えてみたり。
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