Ryo

イヴの時間 劇場版のRyoのレビュー・感想・評価

イヴの時間 劇場版(2009年製作の映画)
3.7
アンドロイドが一家に一台が当たり前の時代。アンドロイドに名前をつけたり、一緒に歩いたり、仲良くするとオタクだと差別される時代でもある。
でもアンドロイドにも感情がもしあったら、、、、。
アンドロイドにもし感情があって、包み隠さず人間と会話が自由にできる空間があったら素晴らしいと思う。お手伝いさんだと思ってたアンドロイドにも実は仲間がいて知り合いがいて行きつけのカフェがあって。
倫理観や、道徳の教訓の強いアニメーションに仕上がっております。不法投棄されて個人情報保護のためにマスターの名前、自分の名前さえも削除されてしまったロボットのシーンは泣けました。何年も話してはいけない指示を守ってきたロボットのシーンはボロボロ泣いてしまった。
ほとんどのシーンがカフェだけなのに1時間50分飽きずにしっかり見れた。

自分の飼ってるペットや、よく使っている道具を粗末に扱わず、もしそれらに感情が篭ってたらと考えて改めて生活しようと思いました。とくに、ペットや植物を大切に。

誰もが夢見る人型ロボットのある世界も法律的に、倫理的に、道徳的に、問題山積みで寂しい世界だ。ロボットに依存すると人間と関わらなくなる、でもロボットにも感情はある、どうしたらいいものか。非常に心に訴えかけられる良作だと思いました。
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