さと

打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?のさとのレビュー・感想・評価

4.4
小学生のあの一瞬しかない空気感と
言葉の端々には、愛を感じる。


刹那とは、過ぎてしまったものが
どれだけ美しいかを物語っている。

だから、花火が丸いのか平なのか
考えることですら二度と無いこと。

花火が一瞬の輝きであることと
この少年時代の刹那が掛けられていることがこのストーリーの中心であることが
短編なのに美しく濃いのは
岩井俊二監督だからであろう。
さと

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