淡々と進むストーリー。
まったく無駄の無いセリフ。
とって付けたような演出無し。
と思いきや、ちょっと笑ってしまうようなユニークさもあって面白いです。
過去を失った主人公が、悲観的にならず
現実的な考え方で、冷静に問題を対処してゆく姿が良い。
ぜんぜん笑わない男ですが、妙にとぼけた魅力があって、サポートしてくれる仲間も少しずつ増えていくのも不思議ですね。
北欧の音からエレキサウンド、そして日本語の歌(クレージーケンバンド)などワイドレンジな音楽で意表を突かれました。
最初、感情の無い冷たい女性に見えたイルマが、徐々に変わってゆく様子が良かった。
希望が見えるラストの終わり方で
嬉しく思いました。