数年前に一度観たことがあったんですが当時はあまり響きませんでした。ですがついこないだ同じ監督のニキータを鑑賞したのでもう一度観ることに。
この作品を語る上で欠かせないのはやはりゲイリーオールドマンですよね！
ヤク中の刑事という強烈なキャラクターがとても印象に残ります。彼が登場するだけで緊張感が走ります。
そしてナタリーポートマン！12歳とは思えない大人びた容姿に少しあどけない言動のギャップがかわいいです。
キャラクターの個性も強いですが、映像も素晴らしいですね。マチルダが買い物から帰ってくるシーンや最後のレオンのシーンなど心がザワっとするシーンはスローで撮影されているのがその時の心情を表しているようで好きです。
あとサントラもいいですね〜
とここまで語ってきましたがマチルダとレオンの関係性が正直好きではないです。以前観た時も感じたんですが、 もしこれが親子愛ならもう大拍手なんですがなぜ性愛なのか...
親からの愛情を十分に受けなかったマチルダが愛情を欲しがるのも分かるし、恋人を失ったレオンが心に傷を負っているのも分かります。レオンの心が幼少期のまま止まってしまっている(ように見える)ことから精神年齢は近いのかもしれませんし、愛情を知らないマチルダがレオンに対する感情を恋愛と間違えてしまったのかもしれませんがそれでもやはり年齢差が気になります。
最後の終わり方は好きですし、音楽も映像も良いのですがそこだけ好きになれないです。
ニキータもそこまでハマらなかったので、私が監督と合わないだけかもしれませんが。
