1度目に観たのは多分自分がマチルダくらいの年齢の時。
はやくもオジ好みだった私はジャン・レノにあっさり恋して、彼の大根役者ぷりに気付きもしなかった。
2度目は16.7の時。
マチルダは相変わらず可愛いけど、これはロリコンの映画なんだなようやくと認識し、日本で大ヒットした意味を理解した。
そして長い時を経ておばさんになり3度目の鑑賞で達したのは、うぶな男とストックホルム症候群の少女のごたごた感。
マチルダのアホなお父ちゃんが殺されるのに胸はひとつも痛まないし、人殺しでお金を稼いできたレオンがお約束通り終いには死んでしまうのも当然の報いだと思うけれど、もしマチルダが年頃の女の子だったら秒速で男女関係になるだろうし、ナタリー・ポートマンがとにかく儚く可愛くて、ロリコンと言われようが俗っぽかろうが、なにしろ唯一無二の映画なのだと思う。
