みんな大好きレオン。町山智浩氏が錦糸町の映画館にきて解説するということで、初めて映画館で鑑賞しました。生町山さんを観れたのが一番感動したかもしれません。町山先生も仰っていましたが、やはり今作でいいのは役者陣ですね。本作でデビューとなるナタリー・ポートマン。12歳なのにエロさと可愛さがマックス。ここからどんどん処女に戻っていくナタリー。エロさがベンジャミン・バトンするという謎の女優さんです。ちなみに完全版では、マチルダに女っ気が増して、レオンを誘おうとするシーンが足されているそうです。それに対して、今見返すと驚くほど子供っぽいジャン・レノ。殺しの技術以外は小学生レベルのレオンですが、バカバカしくならない塩梅が素晴らしい。レオンが部屋で拳銃を持つと、積み木のように見えてくるのに対して、マチルダが持つと本当の銃にみえます。あとは何よりゲイリー・オールドマン。絶対一緒に仕事したくないです。町山先生曰くほとんどアドリブらしいです。恐ろしいですねこの人は。この三人が本当に魅力的（ある種極端）で、かつプロットはシンプルなので、多分みんな大好きなんでしょう。
ただ、改めて見ると結構雑？って思うところもあった。マチルダが自宅が襲撃されたことに気づいて、まっすぐレオン宅へ駆け込むところ。絶対怪しむべき。マチルダの写真まであるのだから、目撃したあいつに見せればそこで一発だったよね。あとDEAはあんな簡単に侵入されていいんですか？無事に出てこれちゃってますけど。ラストもスタンフィールド後ろにいるのレオン気づきそうなもんだけどね。面白い映画であることは間違いないけど、大傑作というかこの映画だけ特別視されるもんかというと違う気がする。変な真の悪さとかもある気がする。
