リュック・ベッソン監督の傑作クライムアクション。
"I don't give a shit about sleeping, Leon. I want love, or death. That's it."
やっぱり名作。格が違った。とても久しぶりの鑑賞で結構忘れている所が多かったが、どのシーンも素晴らしかった。記憶に残る演技や台詞が多いし、キャスティングはもう神がかっている。
心優しい凄腕の殺し屋レオンと賢く生意気な少女マチルダのドラマが涙を誘う。孤独は共通、実年齢と精神年齢は逆転。監督のロリコン趣味はギリギリのラインで踏み止まっている印象。
自己陶酔型のサイコ悪徳捜査官を演じたゲイリー・オールドマンが強烈。常に病的に汗だく。女子供をなんの躊躇もなく背中から撃つ姿にはゾッとする。薬を噛む仕草がヤバい。トイレでマチルダを追い詰めるシーンは怖すぎる。アドリブが冴え渡り、採用されまくっているらしい。
切れ味抜群のヴァイオレンス。レオンの殺し屋ぶりを描くオープニングシークエンスから緊張感が半端ない。爆発シーンは、爆破テロのニュース映像を見ているかと思うほどリアルで、恐怖を覚える。
ダニー・アイエロ演じるイタリア系レストランオーナーのトニー。親しみやすい親分肌の男。とても良い。『ドゥ・ザ・ライト・シング』の役とそっくり。
抱き合う二人の靴を映したショット。ゲイリー・オールドマンの顔から銃口にピントが移動してくるクライマックス。
音楽もGood。Stingのエンディング曲"Shape of my heart"のみならず、伴奏も不穏なムード作りには欠かせない。
台所で飼っているぶたのくだりや、ハリウッドモノマネ大会もほっこりできるから好き。
印象的な小道具。🥛、植木鉢、ガム、帽子、🕶️。トランスフォーマー。
🎬『ニキータ』『グロリア』『勇気ある追跡』
"Is life always this hard, or is it just when you're a kid?"
"Always like this."
"Bring me everyone."
"What do you mean "everyone"?"
"EVERYONE!"
"I never really sleep well. Got one eye open, always."
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