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ルームメイトのclydebarrowのレビュー・感想・評価

ルームメイト(1992年製作の映画)
4.0
公開当時観た記憶があるけれど、詳細忘れているのでもう一度。

才能も仕事もお金も美貌も、いい友人も持っている女と、一見平凡で、というか率直に言って冴えない女。前者は後者を「気の毒な人」と哀れみ、後者は前者に同化しようとする。哀れみを感じるというのは、つまり傲慢なわけで、観る側がブリジット・フォンダ演ずるアリーに少しイラッとするとしたら、このキャラのこういう側面だと思う。
大人しくて心優しい人に見えたへディが、アリーのマネをするうちに少しずつ洗練され、きれいになっていく様がホラーめいていて、既にその段階で相当怖い。

それにしてもへディを演じたジェニファー・ジェイソン・リー。上手いなあ。美貌はともかく、演技力では主演のB.フォンダを凌駕している。さすがヴィック・モローの娘。
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