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ドラえもん のび太とブリキの迷宮のssr701のレビュー・感想・評価

2.9
4月1日は「山口さんちのツトムくん」が
NHKみんなのうたで初放送された日です!(1976年)
その48周年を記念しまして(中途半端)
芝山努監督の作品を見てみます(無関係)

みなさんは「山口さんちのツトムくん」の
短編映画があることをご存知でしょうか?(早よ本題に入れや)
1976年7月18日に「東映まんがまつり」内で公開された3分間の作品です
同時上映は
「アリババと40匹の盗賊」
「グレンダイザー ゲッターロボG グレートマジンガー 決戦! 大海獣」
「秘密戦隊ゴレンジャー 爆弾ハリケーン」
「ザ・カゲスター」
「宇宙鉄人キョーダイン」
「一休さん 虎たいじ」
「母をたずねて三千里」だったそうです
なんかすごいラインナップですな!
この作品は
映像ソフト化されていない幻の作品とのことですが
「映画.com」や「キネマ旬報WEB」などの映画サイトには
データベースがしっかり存在してます
ところがボクらの「フィルマークス」にはありません…
どうしたことでしょうか?
これは由々しき問題ですね!(早よ本題に入れや)

データベース担当の
おさげ髪のメガネっ娘(ジャージ着用)の
両肩をがっちりつかんで
顔を覗き込みながら「ガンバ!」と声を掛けてあげたい気分のボクなのでした(ホラー&大きなお世話)



というわけで
1週間ぶりにドラえもんを見てみます
我慢に我慢を重ねて
すっかり大人になったボクですので
落ち着いた文章になる予定です(当然無理でした)

…いざ視聴開始です!
(ネタバレあり&雑すぎくんです)





怪しい空間へとなんのためらいもなく
飛び込むドラえもん…
今回は無能というより不用心ですな~

それに明らかに怪しい世界に
最初は恐る恐るだったのび太も
キャッキャ言ってついには全裸になって
海へと向かうなどキチガイになって楽しんでいます
映画では意外と有能なのび太のはずですが
今回はダメそうな雰囲気です

そしてドラえもんが帰ったかどうかも定かではないのに
通ってきた入り口をふさいでしまって
「ドラえもんが僕を見捨てるなんて…」とかほざく
のび太なのでした
ドラミちゃんと連絡はつかないの?
いつも無断で使ってるスペアポケットは?

今回はスネ夫の圧もすごいというか
勇敢に戦った時もあったあのスネ夫が
しずかちゃんに逆立ちで町内一周を命じたりするのです
どうしてしまったのやら…
こっそりパンチラを楽しむだけでは飽き足らず
もうパンモロ状態を目に焼き付けようと必死なのです
そんなにパンツが見たいんですか!
そんなにパンツが好きなんですか!
頭の中はパンツのことしかないんですか!
何だか悲しい限りです(お前が言うな)

ジャイアンとスネ夫がうるさいので
しかたなくまたあの怪しい世界へ向かうことに…
怪しい世界で勝手に料理を食べちゃうとか
ブタになっても知りませんよ?(それはジブリ映画だぞ)

ブタにはなりませんでしたが
海で泳ぐと言い出したジャイアンとスネ夫…
まさかのび太に続いて彼らも全裸に?
と思いきやパンツは脱がずに泳ぐのでした
しずかちゃんもいますからね…
しかし帰りはグショ濡れのパンツのまま
もしくはノーパンで帰るのでしょうか?
気になって夜も眠れそうにありません(いつも寝落ちしてるやん)

しずかちゃん「いいなあ男の子は」
のび太「遠慮せずに泳ぎなよ」
しずかちゃん「遠慮するわよ」
のび太「そりゃそうか…」
何なんですか!この無意味な会話は!
やっぱり今回ののび太は無能のようです

ところがうっかり忘れていたとはいえ
タケコプターを人数分用意していて
やっぱり意外と有能な一面も見せます
まあもっと有能ならスペアポケットを
持ってくるはずなんですが…
ジャイアンへのトスバッティングも
失敗するかと思ったらちゃんとできてましたね

そしてのび太の危機をごく自然に救って
「友達を見捨てるわけにはいかない!
ドラえもんを助けに行こう!」と立ち上がるジャイアン!
やっぱり頼りになりますなあ…

しかし今回はシリーズ最大の危機と言えるかも?
現状ではタケコプターしか使えないような状態なのです
さすがのスネ夫もパンチラのポジション取りをしませんし
かなり心に余裕が無いようです


「道具に頼ってばかりではいけませんよ」
というのがテーマのようですが
自分はひみつ道具でアレコレと切り抜けていくのが
映画の醍醐味だと思ってるのでちょっとがっかりかなあ…

しかしのび太はしずかちゃんと
手をつないだりしてずるいですな!
さっきまで
「ドラえもん無しの大冒険なんて無理だよ!」とか
メタ発言的な弱音を吐いてたと思ったら
ちゃっかりしてますわ…

いったん地球へと強制的に帰されてしまう
しずかちゃんとのび太…
ここでようやく初パンチラです
もう残り30分を切ったというのに
ドラえもんが居ないだけでなく
パンチラまで少ないとか残念すぎます…

つーか戻ってきた以上は今度こそ
ドラミちゃんに頼むしかありません
もしくはスペアポケットです
果たしてそれにのび太は気づくのか…?

ここで戻ってきて
現実世界ではどれだけ時間が経ってたのか
はっきり示されなかったのがちょっとモヤモヤしました
「長い間留守にしてママが怒ってるだろうな〜」
みたいなことは言ってたけど
実際はどうだったのかな?
たいして時間が経ってないという
いつものパターンなんでしょうけどね…


一方ジャイアンとスネ夫は
なかなかたくましく戦ってましたね
ひみつ道具が無いとな~と思ってた自分ですが
このふたりが何とか切り抜ける姿は
熱いものがありました


さあのび太がやっとスペアポケットに気づきました!
なのにしずかちゃんはそれを見て「パンツ?」とか
言い出します
しずかちゃんまでおバカになったらもう
この作品は終わりなのでボケないでほしいです
そしてお互いの体に浴びせあいっこをして(←テキオー灯の光を)
ドラえもんを助けに行きます!

そしてタイムふろしきかと思ったら
ミニドラを体内へと潜り込ませて
ドラえもんを修理です
鼻から入るのは
松坂慶子の体内へと入るウルトラセブンの
オマージュと思われます(思われません)

さあ復活!なんだかんだ言って
やっぱりひみつ道具で危機を乗り越えるのは
見ててワクワクします
まあ駆け足というか
トントン拍子過ぎた気もしますが
ここまでのうっ憤を晴らしたのは
良かったんじゃないかな?
体内へとディスクを送り込むのにパチンコ(スリングショット)を
わざわざ使うのには違和感がありましたけどね
そこも何らかのひみつ道具を使ってほしかったです

というわけで
みんなの自立や努力も多少はあったけど中途半端な感じで
最後のひみつ道具による攻撃もやっぱり中途半端という印象でした
やるならやる!
やらないならやらない!
って感じでもうちょっと振り切ってほしかったかな


それにしても中盤にドラえもんが言い放った
「サピオなんて知らないよ!」は
問題にならなかったのでしょうか?
同じ小学館の雑誌の名前なのに
薄情な青タヌキだなあ〜


まあ結局のところは…
のび太の部屋って畳の部屋なのに
キャスター付きの椅子を使ってて
畳が傷まないのかな?と心配になる作品なのでした(どこを気にしてるねん)
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