adam

ピアノ・レッスンのadamのレビュー・感想・評価

ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)
5.0
スクリーンで観たいと強く思った非常に好みの作品。ピアノの音が心地良く耳に響いて、さらに風や水、息の音まで澄んでいて素晴らしかった。初めて身体に触れられた時、彼の指先から伝わる言葉以上のものが、エイダに伝わったんだと思う。エイダは、ピアノの鍵盤に指先を触れ、音として表現される以上のものを感じて生きている人だからこそ、触れられて初めて、ピアノにだけではなく彼に対しても果てしなく強い意志を持ってしまったのだろう。ピアノと官能ってベストマッチすぎる、、、、うっとり。そして感涙。

何か嫌なことがあっても、内気で言えなくて苦しい時、不協和音であろうと、思うがままにピアノを弾くことが、少しばかり自分の胸の内を浄化してくれるものだったことを、思い出しながら観ていて辛くなった。調律の狂ったピアノは現在、実家でホコリを被っているでしょうトホホ、、、ピアノに触れたくなる美しい映画だった。