ピアノ・レッスンのノクタンのレビュー・感想・評価

｢パワー・オブ・ザ・ドッグ｣がめっちゃ好きだったのでこっちも見てみた。

単にヌードシーンがあるとか濡れ場があるとかってだけでなしに、｢ここに私の居場所は無いのかも...｣っていう緊張感や違和感が少しずつ解きほぐされていく、このねっとりしたテンポ感がまあエロい。

その裏にあるエイダとベインズの奥行きのある人物像や、エイダと娘のフローラとの関係性などなど、よく考えて作り込まれていて非常に優れた映画だと思う。

共感の延長としての愛が人間の理性をぶっ壊すんですかね。