おおつか

祇園の姉妹のおおつかのレビュー・感想・評価

祇園の姉妹(1936年製作の映画)
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男には負けないと言い、女として男の土俵で戦わざるをえない妹。義理のために男に利用される姉。しかし、妹に義理がないわけではない。そもそも姉の着物のために男を利用しようとして、しっぺ返しをくらい、姉のためを思って道具屋を利用した。妹の欲求は当然のものだし、逆に肩入れしてしまうような描かれ方。
女の悔しさ。男の愚かさ。

表情が見たいカットを引きで長回しで撮るってのがおもしろかった。
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