女性の描き方が云々ということでいえば同年代やそれ以前の他の日本映画だってかなり先進的なことをやっているわけで、その点については特筆すべきところは無いように思えてしまった。
画面構成の美しさは流石と…
浪華悲歌と続けて見たけど祇園の方がめちゃくちゃ見やすい。
フィルム上映。
傷んでてもフィルムが現存することに感動する。でも90分超えの作品が69分しか残ってない。
ラストの恨み節すごい。
山田…
襖から人物を捉える構図が美しい。溝口映画は長回しでも全然見れる。
早すぎた題材か…。やばいな溝口健二。こんな日本映画もあるのか。
構造に絡め取られて同居人を愛する姉とは対照的に、構造に疑問を抱き強か…
オープニングショット、競売りの喧騒の中で、ここまで行くかと思うほどに境界を越えて突き進む横移動撮影から、やかましい音を媒介に画面を繋ぎ、そのまま滑らかに前方向へのトラッキングショットに流れていく。…
>>続きを読む空間を分断する溝口アングル。
暖簾や襖の奥から覗くカメラ、唐突なイマジナリーラインの破壊、溝口によって空間が分断されたかと思えば突如として現れる解放的なショット。
そしてそれらを見事に再構築する溝口…
少し単調な感じはあったけど、戦前にこれだけ女性の生き方を深く描いていることに驚かされる。
男性と女性の対立構造の下、生き方の選択肢が少なかった芸妓の姿が丁寧に描かれていた。
一種のファムファター…
京都弁でのテンポの良い会話がとても心地よく、心地よすぎてちょっと寝てしまった。「ぶっちゃけた話」という言い回しがこんな昔から使われているとは驚きでした。
不義理を働いているおもちゃの会話術には感心…
89年前とは思えない、今見ても共感できる映画。山田五十鈴かっこいい。
今でこそ、芸妓のハラスメント問題が社会に提起されてるけど戦前から取り上げてるとは。芸妓なんて無くなってしまえばいい。最後のメッセ…
©松竹 大谷