おおきに
トリュフォーやゴダールらに多大な影響を与えた溝口監督作品、初です
1937年キネマ旬報第一位の作品
男と女、そして金
白黒みてるといまの映画と男女観が違いすぎて感覚バグる。そりゃ時代的に…
まるで、川魚を素手でつかんだような、会話(ダイアローグ)の鮮度の高さ。つかまえたかと思うと、水しぶきとともに跳ねて、こぼれ落ちるように川へと帰っていく。
ある意味で、溝口健二の本領はこちら側だった…
社会構造の中の人間のバカさ加減を描きつつ、今にも通じる主題。
男を手玉にとる山田五十鈴には勝ち切ってほしかったけど。ラストの語りは今だとちとわかりやすくし過ぎな気がする。
京都の街や建物の中を人…
女性の描き方が云々ということでいえば同年代やそれ以前の他の日本映画だってかなり先進的なことをやっているわけで、その点については特筆すべきところは無いように思えてしまった。
画面構成の美しさは流石と…
©松竹 大谷