前作の「TAKESHIS’」からさらに解釈不能な映画を北野監督が作ってきた。
これを映画館で見たら怒って帰る人も多々いるだろうと想像できる(笑)
既成の映画をぶち壊す概念をもつキタノ・タケシ。
ギャング映画以外にも昭和の時代を再現するノスタルジーなドラマやSFの分野にも手を出す。
しかしいまいちの出来なので、母娘の詐欺師が財産持ちの男に接近するドラマを作ることに。
ラーメン屋のプロレス的な笑いは良かったが、それ以外はことこどくツボを外していた。
思うにこれは北野武が監督したのではなく、ビートたけしが監督したからなのだろう。
よほどの北野フリークでなければスルーするのが賢明な作品。