68年作品だが、東京地区未公開で、71年7月に、名画座の渋谷全線座で「雨のニューオリンズ」との二本立てで観ることが出来た。全線座支配人曰く、「出来は良いのに、ノースターンのシャシンだからね」。
本作の原題は「甘い11月」。1か月ごとに男を変える女。男はどこかに欠陥があるが、1か月後には病が治っている。おんなはじきに死んでゆく身。
本作のリメイクが、キアヌとシャーリーズ・セロンの『スウィート・ノベンバー』（01）で、オリジナル版に、遥かに及ばぬ出来。

20年以上前に観て、いまだに強く心に残る珠玉のラブストーリー
とにかくもう一度観たいけど見つからない、、

とても面白い映画でした！！！
ヒロインのサラは相手の人生を大胆に、良い方向に変えてしまう力を持っていて、こんな女性になりたいと思いました。仕事だけの人生で、気付いた時にはもう手遅れなんてならないように、本当に自分の人生に大切なことは何なのか、見失わないように生きていきたいと強く感じました。ハッピーエンドではありませんでしたが、強く美しい自分は永遠に相手の中で生き続けるというサラの考え方に驚きました。私はこの選択を選ぶ強さはありません。
鑑賞中もいろんなことを考え、思い出し、感動した2時間でした。