ジャッキーの初監督作品。
所属するローウェイプロダクションのシリアス路線を嫌ってついにジャッキー自ら監督し理想の作品(時代劇しばりだったろうけど)を作っちゃった、みたいな映画かと。
そうとうコミカル、ていうかコミカルすぎるだろ志村けんかよ、というほどに。
女装はするわ、ふざけた寄り目連発だわ、ほとんどコメディアンのそれ。
で、そこから一転して復讐の鬼になり修業パートからの凛々しい姿というのが黄金パターンだけど効果覿面なんだよね
(個人的には木人拳や龍拳などのシリアスだけのジャッキーも好き)。
今回観返して知ったことで特筆すべきは、名作カンフー映画として名高いワンスアポンアタイムインチャイナの強敵、イム師匠は、このクレイジーモンキーのラスボス鉄の爪こと殺し屋エン(龍拳では改心した百忍道場の三弾蹴りのチュン)と同じ俳優さんなのね。
このヤム・サイクンという人はカンフー映画界においてかなり重要な敵役だと感じた。マジで怖くて強そう。
あと次作、龍拳で驚きの裏切り役を演じてるジェームズティエン(ファゴン/アサン)がクレイジーモンキーでは老け役でジャッキーが迷惑をかけまくる祖父を演じてる。この人もカンフー映画でお馴染み。