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黒い牡牛のおのレビュー・感想・評価

黒い牡牛(1956年製作の映画)
3.7
ダルトン・トランボ脚本作品が観たい気分なので鑑賞。1956年のアカデミー原案賞作品。
彼の年表と製作年を見ると自身の人生を重ねていることがわかる。
ラストはもちろん学校のシーンの講義内容とかも…。

貧しい農家の子供レオナルドと子牛のヒタノの話。
レオナルド家の牛ではあるものの色々と難癖をつけられたり不幸にあったり。

最後の闘牛シーンの尺の取り方が良い。
あの規模の会場で当時の雰囲気を味わえる長尺、これだけでも見る価値があると思う。
レオナルドには申し訳ないけどマタドールがギリギリで避けるのを見ていると確かに興奮するものがある。

避けるだけじゃなくて銛刺して最後には剣で殺すまでが一連の流れなのね。
銛が刺さった時点で血が表面に流れているけれども勢い良く突進してくるのが凄かった。
マタドールに当たるシーンとかどうやって撮影しているんだろう。。NGシーンもあったんですかね。
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