黒い牡牛の作品情報・感想・評価

「黒い牡牛」に投稿された感想・評価

てつじ

てつじの感想・評価

3.5
ヒタノという名前を連呼する。牡牛ではなくヒタノという固有名詞を擦り込み、殺すべき対象ではないと誘導する。古典ではありますが、念願の初鑑賞。単純ではない製作者側の強い意図を感じる作品でした。
レオナルドとヒタノとの運命的であり奇跡的な出会いから始まり、二つの信頼は深まる。その過程をふまえ、ラストヒタノの痛々しい姿と、それでも生きようと奮闘する姿には共感する。正に手に汗を握り、息をとめ必死に頑張れ負けるなと応援する。観客もその勇姿に気圧され圧倒され殺すことを拒否する。ラストトンネルを二人で仲良く歩くシーンは、さっきまでのやるせない気持ちからの安堵感とカタルシスで溢れる。
non

nonの感想・評価

-
少年と動物なんて
まあ決まってるんだけど
最後の最後の最後で号泣

男の子が素直で一生懸命でかわいい
tori

toriの感想・評価

3.9
「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」で出て来た映画3本選
その1本目

牛の立場から撮られたこの映画で闘牛に対する認識が変わった

黒い牛「ヒタノ」と友達になった少年は闘牛は剣を刺され死ぬ運命だから闘牛になって欲しくない
父親は「この牛は闘牛のために生まれて来たのだから闘牛になるのが一番の幸せ」と勝手な理屈で諭す 

脚本の勝利なのかラストの盛り上がりもバッチリ
くろお

くろおの感想・評価

4.1
しみじみ良い…。さすが名作。
メキシコが舞台で、少年が育てた牛が闘牛に出される事になって…
って話だが、この少年の懸命さが非常に好感持てる上に、周囲の人々が好人物ばかりなのが良い。
その点もあって後味非常にスッキリ。
「良かったね~」って素直に感動できる。
100分と短くて、テンポが良いのも素晴らしい。
Toku

Tokuの感想・評価

4.0
気になった言葉
今日の悲しみは大きい。
もう何がきても驚かないよ。
人生には悲しみは多い。
ダルトンの脚本とは、知らなかった。と言うか、ダルトンの映画見たのに、チェック不足💦
葛

葛の感想・評価

4.1
メキシコの少年が牛の名を呼ぶヒタノ!という声がとても効果的。闘牛シーンまで見ることができる。
kirito

kiritoの感想・評価

4.1
【闘牛】

ダルトン・トランボがロバートリッチ名義で作ったということでも有名な本作。
トランボ自体はアカデミー原案賞を本作で後に受賞した。
2016年公開の「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」で話題になったのも記憶に新しい。

同年の東京国際映画祭でも公開されたが、見に行けず、先日発掘良品で発見したので鑑賞。

少年と牡牛の心温まる物語。
ジャンルはアクションにされているが、むしろヒューマンだろう。

雷に打たれた老牛が決死の思いで産んだ一匹の黒の牡牛。
少年はその牡牛を心からかわいがる。
しかし、世間はそんなことはお構いなしで牡牛は闘牛として生を全うしそうになるが・・・


農場主と農夫の圧倒的な力の差や、牛の所有者と育成者との関係など、現実世界からみれば生活のためにこの理不尽な関係に大人は従わざるを得ないと納得してしまうところ。
もっとも、子供にとってはそんなことは関係ない。
徹底的な子供目線で作られた本作は、子供ながらの発想力、行動力で権利を獲得していく様を丁寧に描き出している。
特に、大統領の私邸に単身乗り込み、手紙を獲得する彼の姿勢にはどうしたって応援の力がこもってしまう。

幾度となく、自分のもとから離されようとする牡牛「ヒタノ」のために彼が奮闘する様子をみて、大人になった我々こそ「権利、自由」のために戦う姿を学ぶべきなのかもしれない。

クライマックスの闘牛場のシーンは、映画史に残るワンシーンだろう。
多くのレビュアーが書かれているとおり、それはロッキーの戦いを彷彿とさせる。
「ヒタノ」の奮闘は胸に迫るものがある。
一瞬ひやりとするシーンこそあるが、トランボ印の心地よい終わり方にも満足。

1956年の作品でありながら、画面が広く明るく、鮮やかにみえる。
希望の映画であるからそう見えるのか、メキシコの華やかさがそうさせるのかはわからないが、、、

2019.1.22
Taul

Taulの感想・評価

3.0
『黒い牡牛』DVDで初鑑賞。子供向けだが鮮やかな映像と本物の闘牛描写が見所。赤狩りで干されたトランボの屈しない闘士への賛歌が全体を貫く。大統領廻りの展開は希望を感じる共に、権威でなく自己の勇敢さで得る尊さが光る。ロッキーを書いたスタローンも観たのだろうか。ラストの興奮と哀愁が印象深い。
>|