カンカン

パーフェクト・ホスト 悪夢の晩餐会のカンカンのレビュー・感想・評価

4.6
ちょっと狂ってるんですよね。

すごく好きな作品。

よくある話かと思いきや、どんどん、あれ?あれ?ってなっていく。
今思えば少し展開が強引というか行き当たりばったり感もあるけど、キャラが強いからやっぱり好き。

イカれたインテリ的なキャラってクラシック好きな印象あるなー。ここからついてるのかな、自分の中のそのイメージ。
レクター博士が先かな?自分の中での好きな悪役キャラのイメージが固まってきてる頃の話なので、この作品を初めて観たのは映画を観るのが楽しくてしかたないという時期に観た作品のはずです。
こういうキャラ、本当に好き。
多少粗があっても好きだなー。粗はあるよなー、おかしいもん、はっきりと。

この強盗さん、踏んだり蹴ったりだな。
彼に幸あらんことを、と思う、笑。

ラストはどう転ぶのか楽しみ。
昔は追い詰められたかな?と思ったけど逆転して終わるのかー、と思ったけど、今回観直してみて、もしかしたら逃げられないかな?とも思った。

詰めの甘いところがありそうで、二重三重に罠を張っているようにも思えるから怖い。今まで疑われなかったことがゼロではないだろうし、想定もしてそう。
ただ、追い詰められて言い逃れることもきっと彼にとっては快感のひとつになってそうな気がした。そういうの込みでその世界観で生きてそう。現実がすごく退屈なのかな、という印象もある。

いや、しかし、狂ってるなー。
何がしたいの?とかそういう質問はナンセンスだろうな。

そばにいてほしくない人だということは確かだけど、普通の人の中にそっと潜んでいそうで少し怖い。

そして、赤ワインを選んでしまうのか。
カンカン

カンカン