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バトル・ロワイアルのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)
5.0
失業率や未成年の犯罪率が増加して、BR法によって「子供に対する恐怖支配で大人の権威を復活させるため殺し合いを強いる」新世紀教育改革法「BR法」それは、全国の中学3年生から選ばれた1クラスの生徒たちを無人島に集め、最後のひとりになるまで殺し合いをさせる残酷なサバイバルゲームだった。
ある日突然、42人の生徒に強制される殺し合い。歯向かえば容赦なく消され、おびえ怒りながらも与えられた武器を手に、自分たちの命をかけた殺戮(さつりく)ゲームの幕を切る。
初めて味わう死と隣り合わせの極限状態で、夢、希望、願い、友情…さまざまな自分の思いと向き合いながら武器を抱えて走る彼らの姿に、凝縮された青春像が垣間見れる。
藤原竜也が親友を殺され、親友が片思いしている同級生を守るために闘う主人公七原秋也を熱演、前田亜希が演じる七原秋也に片想いする中川典子、栗山千明演じる幼馴染みに片想いする千草貴子、山本太郎演じる死んだ恋人の敵討ちのためにゲームに参加する川田、塚本高史が演じるBR法執行委員会に反旗を翻す三村は、それぞれの生き方に忠実に闘うし、柴咲コウは不幸な生い立ちから生き残るために闘う悪のヒロイン相馬光子を熱演、安藤政信は殺し合いを楽しむ悪の化身桐山を熱演、ビートたけしは生徒に嫌われ子供を憎む悪の教師キタノを熱演し、壮絶なアクションの中に、非情な状況の中で、お互いに信頼し合って大事な人を守るために、仲間と過ごした日々を取り戻すために闘う熱い青春ドラマがあって、爽やかな映画です。
特に、山本太郎と安藤政信の対決や灯台に立てこもった者同士の殺し合いは、壮絶なアクションでした。
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