演技はあれだけど、なんだかんだ監督の力で持っていった感じ。
お涙頂戴なシーンでやたらとメロウな曲流すのは個人的には好きじゃありません。あと私は主役の彼の演技は今でもあんまり好きじゃないので、どうもね……ってなっちゃいます。あとビートたけしも。銃とかも偉い軽々と扱うなぁという感じもありますね。
と、まあいろいろ思うところはあるんですけど、演技に関してはどうしたって若い人をそろえることが前提ですし、仕方ない面はあるでしょう。あ、山本太郎さんの演技はいいなって思いました。
そして、がーっとやって誰それ死亡！みたいに出るのとか、即物的で悪くないですし、なんだかんだアクションは悪くなかったと思います。栗山千秋がすごく出ている印象だったんですけど、実際には柴咲コウが頑張って殺してますね。多分この辺キルビルと印象がかぶっている感があります。
そして過去の思い出話とかを適度に流して、メロウな曲をガンガンにかけて、センチな気分で締める感じとかは結構力技で持っていったー！って感じがしてよかったです。それまでの危ういポイントを全部持っていった感じ。
粗削りというか、穴の多い感じの映画なんですけど、インパクトだけに負けず形にしたその強さに感服です。
