とうがらし

続・飢える魂のとうがらしのレビュー・感想・評価

続・飢える魂(1956年製作の映画)
3.2
入浴する妻をみて、肉付きが良くなってきたと喜ぶ、ふた周り年上の夫。
夫は妻の不倫のことを知らないが、まるで、どうぞ不倫してくれ、と言わんばかりに、不倫男の元へ行かせる。
妻は、自分の自由を獲得したいが、夫の思惑通りにはいかないと、不倫男との最後の一線を必死に堪える。

日テレの新スタジオ落成式。
電波塔を、エッフェル塔に見立てているかのよう。
当時、フランスでは、ヌーヴェルヴァーグが産声を上げる前の年。
今思えば、川島雄三監督は、先取りしすぎていたかもしれない。
アラン・レネ監督らしき作風(「ヒロシマモナムール」)を、アラン・レネよりも先に撮っていたのだから。
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