坂本くろみ

オズの魔法使の坂本くろみのネタバレレビュー・内容・結末

オズの魔法使(1939年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

初視聴年:2024
元が童話だけども、映画の尺に合わせた結果か、基本登場人物の言動が実際にいそうなそれで面白い。実際魔法の国で出てくる主要な配役が現実世界で見たのと同じ顔ぶれだし、劇中劇であることを強調している気がする。

本編が夢の中とはいえ、現実世界がセピア色でオズの国に到着した途端にフルカラーに変わるのは中々皮肉な演出な気がする。
風と共に去りぬと同じ年なのもあってか風景や衣装や演出が当時としてはかなり凝っていて、マンチキンの歌のくだりはかなり壮観な出来になっている。後にも先にも、あれだけの小人症の人間が出演した映画は出ていないのではないかな。

西の魔女が最初から最後までことあるごとに出てきて嫌がらせしてくるのは笑った。長旅もあるけど魔女を倒すためについてきてもいるんだなって。