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彼のオートバイ、彼女の島のIKのレビュー・感想・評価

彼のオートバイ、彼女の島(1986年製作の映画)
5.0
序盤から男であることの特権的な優位性全面でああ私は無理かもしれないと思ったのは確かだった。けれど道草や、コウやミーヨの互いへの、そしてオートバイへの想いが、退屈から逃れたかった彼らがあまりに合致する片割れを見つけた喜びに。
異人たちとの夏で知った大林監督の、何といえばいいのか感情の置き方が好きなんだ。芝居がかかった台詞に、寄り掛かろうとする人間、最後それは姿を失うということなのかもしれないけれど心にその大切な時間が残り続ける。
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