orixケン

侍のorixケンのレビュー・感想・評価

(1965年製作の映画)
4.2
殺陣がリアル。浪人が侍を志して桜田門外の変で殊勲あげようとするけど、かなり皮肉な結末に。ネタバレにならないほうの皮肉でいえば、井伊が私を殺せば侍の時代は終わるとずっと言ってたが、この変の後すぐに明治維新になって、侍になろうとした男が侍の時代を本当に終わらせてしまった。
タイトルの侍もこの皮肉の部分でつけられてるのかもしれない。
セットも見事だし演技もいいので時代劇好きな人にはかなりお勧め。