侍の作品情報・感想・評価・動画配信

「侍」に投稿された感想・評価

侍ニッポン5度目の映画化。

桜田門外の変をベースに、新納鶴千代の数奇な運命を描く。

最初の映画化の際には主題歌がついており、その際、担当歌手の徳山が「にいろ」を「しんのう」と間違えて歌っている。ただ、今回その主題歌は、微塵も出てこない。私はあの曲好きだけど。

♪人を斬るのが侍ならば~♬

クライマックスの殺陣のシーンの見事さは、三船、岡本、橋本のトリオならでは。拘りが凄い三人だからなぁ。

新珠三千代が若いなぁ。しかも二役こなしてるし。東野英治郎、志村喬、八千草薫、平田昭彦、伊藤雄之助と言った東宝ならではのメンツも勢揃い。これで面白くない訳がない。
2回目鑑賞。
40年も前の作品も時代劇だけあって古さを感じさせない。桜田門周辺のセット?いい感じ。筋書き、脚本も面白い。“椿三十郎”の影響が随所に見受けられるし、役者も同じが多い。でもよく出来ており楽しめた。
いやぁなかなか、なかなか…。
かっこいい。
三船主演だけど正直、東野英治郎御大と伊藤雄之助氏の怪演を見る為だけの映画。
監督らしく外連味たっぷりの画面がたまらんなあ。ラストシーン思わず、うわって声出ちゃった。
kazu1961

kazu1961の感想・評価

3.8
▪️JP Title :「侍(1965)」
Original : ※※※
▪️First Release Year : 1965
▪️JP Release Date : 1965/01/03
▪️Production Country : 日本
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2020-739 再鑑賞
🕰Running Time : 122分
▪️Director : 岡本喜八
▪️Writer : 橋本忍
▪️MusicD : 佐藤勝
▪️Cast : 三船敏郎、新珠三千代、小林桂樹、伊藤雄之助
▪️Review
人生の綾、無常を見事に描いた時代劇ですね!!やはりストーリーが面白い。原作は郡司次郎正の「侍ニッポン」でなんと、5度目の映画化です。この物語はやはり愛されたんですね。
クライマックスの桜田門での集団殺陣シーンは見応え十分のシーンです。名殺陣師、久世竜の迫真の剣法と岡本喜八監督ならではのスピーディーなカッティングによって生み出されたそのシーン、三船の殺陣は、相変わらず凄まじく、侍 三船ならではですね。
あと、伊藤雄之助のクセたっぷりの演技も最高!
本作、三船プロダクション製作の2本目の映画作品で、三船にとって『赤ひげ』の撮影後、最初の主演作品となりました。桜田門外の変を題材に、暗い過去を背負った一人の浪人の生き方を描いています。岡本監督としては初の本格的な時代劇映画で、実録風のリアルなタッチで、裏切り、暗殺、豪剣、主人公を巡るドラマが進んでいきます。
岡本喜八監督の痛快サムライ・アクションです!!

物語は。。。
示現一流の奥義を極めた剣豪・新納鶴千代。自らの出生の秘密を知らぬまま浪々の日々を送っていた鶴千代は、侍になるため大老・井伊直弼暗殺計画の一味に加わるのですが。。。

▪️Overview
群司次郎正の原作「侍ニッポン」を「仇討」の橋本忍が脚色「ああ爆弾」の岡本喜八が監督した幕末もの。撮影は「われ一粒の麦なれど」の村井博。(引用:映画. com)
今回の三船特集は、席が1/3くらいしか解放されず、殆んど早い時期に売り切れて結局観れたは1割の3本だった。未見の恵吾·本多作品や、4~50年観てない松林·丸山·谷口·三船自身の監督作品は観たかったが。とりわけ、40年ぶりか『暗黒街の顔役』を代表とする喜八作品は見直したかった。辛うじて観れたのが本作。割と最近で30数年ぶりか。先月観た田村高広出演作と同じ桜田門外の変を巡る大老父子の運命を扱った原作だが、内容的に細部で違う以上に、橋本脚本は、破棄された記録も含め書き手のナレーションのクールで皮肉の妙技、それも部分とする、最後まで真相を作中でも明らかにしないミステリーとしての追い詰め尽くす密度·完成度、格段に上でその土台と、それに基づく映画表現の昇華が鮮やか圧巻。しかし、よくはファンでもないので詳しくは知らないが、最高作『殺人狂時代』『ああ爆弾』の会社·世間の扱いがなってなくて、屈折の極まってた頃の作品だろうか、または前兆や予感のはたらきか。出来は見事な作だが(この頃の喜八時代劇は、どれも素晴らしいが狂気を帯びてる)、前期にはあった似たカットや切返しでスイスイシーンとシーンを跨ぐ、シーン内のカットも乾いてて互いに蹴り合う弾力、アクション等動きの奇怪さでスピーディなトリッキーさ、といった後腐れのないカラッとした疾走跳躍力がかなり失せて湿ってきてて、連綿繋がってくる纏まりが地の底へ向かってく。(部分闇の浮き上がり)顔、しぐさCU、笠等の持ち物扱、刀の束や足元わらじの反応、等の同質のもの鋭い高速連ねモンタージュ。主役·脇役変わらぬ焦り演技とトコトン動き極め尽くす殺陣とその渾然一体カオス。表情大CU多発とそれの絡む所謂縦の切返しとスピード吸引力。雨や雪や闇や竹林や(崩れてても)重圧家屋内や屋外の独自拡がりの包み込み·突抜け。ローや仰角や縦図多用と隙間なし一体密着力。といった構成要素はピタッと一体となって、歴史と社会と個人のズレ合う悲劇へのうねり持ちながらの直進·収束を見事に描き上げるが、抜け道は出来ても暗示もされない。
「人間らしくか、同じだ。ただ、俺は1人だけでなく、世の中の人皆がそうなればと(体制内厚遇身分を捨て運動へ)」「(自分だけの俺には)わからないが、云えるは貴公はいい奴と」/「貴公は純粋·正直過ぎる。内通者·(誤ったが)それもどきの2人を処分しただけ。大事を成すにはもっと血を冷たく」/「(嘗ての失恋の身分違いに対し)数百石の士分に間もなくなる。夢の侭でも(拘る)」ー「仲間外れにしようとも、俺は働く。そして夢を引き寄せる」/「夢を持ちそれに向かわれることも」「いや、ならん。(互いに知らんが)父子で斬り合うなんて」/「馬鹿な、俺を殺れば、侍(自体が世から)が無くなるのに」/「大老の首を取ったのは間違いなくその実子だったが、その前日·隊の記録からその名の部分は破棄されていたので、その名前の人物は存在しない」
mh

mhの感想・評価

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ようやく見た!
桜田門外の変を題材にしたモノクロチャンバラ映画。
岡本喜八、橋本忍、三船敏郎。それぞれが脂のってる時期なので、面白くないはずないのだが、思った以上に素晴らしかった!
OPのかっこよさが針振り切れてる。原作なしでこれ書いちゃう橋本忍もすごいけど、不穏なリーダーを演じる伊藤雄之助もすごかった。
テンポ速かったり、難しい言葉が多かったり、広げた風呂敷を畳みきらずにおいてることが、えもいわれぬ余韻につながってる。
「切腹」のときも思ったけど、ここしかないタイミングで秘密を暴露するのが芸術品レベル。
ラストの雪の中の殺陣がすごかった。
面白い!
lag

lagの感想・評価

4.2
降りしきる雪。ずしりと重い太鼓。来たる桜田門。浮かび上がる素性。やさぐれ浪人の過去。ぎろりと目を光らせ。家族との微笑み。転がる足の裏。立派な士官になってみせる。血は冷たく。顔の圧力。決する時。ひとりでも遂げよう。これは記録にあらず。
HK

HKの感想・評価

3.8
『戦国野郎』『斬る』などの岡本喜八監督による時代劇映画。キャストは三船敏郎、小林桂樹、伊藤雄之助などなど

安政7年の2月、大老井伊直弼の暗殺を企てる水戸浪士たちは、桜田門外の前で彼を待ち伏せし、決行する機会をうかがっていた。しかし、中々現れないために裏切り者が情報を漏洩していると思った首領が二人の浪士に嫌疑をかけた。二人は身分も生い立ちも全く違うが共に仲が良かったのだが…

岡本喜八監督による時代劇。『戦国野郎』やら『斬る』に比べると脚本が橋本忍のために内容は重いものとなっている。『大菩薩峠』に近しいものを感じる。

トップシーンのかっこよさは異常である。三船が鼻毛を毟り取って見得を切ってるだけなのにこのかっこよさ。そこからの侍のテロップが流れるのは流石の喜八。オープニングがかっこよいのが喜八。これに関しては三船の功績のが強いかもしれませんが。

橋本忍脚本のために、なかなか分かりづらい台詞回しが多いのが玉に瑕。特に東野英治郎の長広舌による長い過去回想シーンとかちょっと眠くなった。

しかし、終盤でとある真相が明らかになってから、がらりと雰囲気は岡本喜八監督らしいスタイルになる。特に桜田門外の変決行シーンのシークエンスに至っては、素晴らしいほどの目まぐるしいカット割りを見せる。

暗殺に参加する水戸浪士たちの顔をアップにしながら目まぐるしい速さでカットを割ることによって暗殺決行までの緊張感、観客側のボルテージを上げる演出は素晴らしかった。これがなければ、やはり喜八映画とは言えない。

最後に見事に井伊直弼を討ち取る三船敏郎。しかしその真相を知らずに首を切り落とし、しゃれこうべを剣先にぶっ差して高々と持ち上げて『とったぞおお!首をとったぞおお!』と狂喜乱舞する姿は、さながらデビルマンにも通じそうである。

三船敏郎の友人ポジションに小林桂樹がいるんですが、どうしても剣豪に見えないしやっぱり社長さんのイメージがあるためにちょっとパワー不足のようにも感じられた。あそこが仲代達矢だったらどうだったのか。それはそれでパワーバランスが。

黒澤作品における三船は強さとかの風格が際立つのに対して、岡本喜八の三船はすごい人間臭い。ふて寝している様もとても良く、より人間らしさが強調されている。

浪士たちの嫌疑によって大切な友人を斬ってしまい、井伊直弼との関係も考えると更に大切な人間を射ち落さなくてはならないという非情さが際立つ。

やはり水戸浪士たちもテロリストですな。人間を辞めてしまっている分、だからこそこんな結末になるというのも致し方ないような気がします。それが際立つ血みどろの終盤の井伊直弼暗殺シークエンスのド迫力の大立ち回りは必見。

いずれにしても見れて良かったと思います。
tanayuki

tanayukiの感想・評価

4.0
橋本忍脚本。岡本喜八監督。万延元年三月三日の桃の節句。桜田門外の変。

△2019/08/01 DVD登録。スコア4.0
TS

TSの感想・評価

3.4
短文感想 74点
江戸末期の桜田門外の変に着色を加えた時代劇。『赤ひげ』撮影後、すぐに今作に出演したそうですが、全く衰えていない三船敏郎。ラストの雪の中の殺陣シーンは今作のハイライトでしょう。白黒映画だからこそ活かせる部分があったと思われます。浪人の新納という人物は完全に架空の人物だったと思われますが、彼になぜ暗い過去があるのか、そしてその意外な出生を聞いた時見る目が変わってしまいます。
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