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武士の一分(いちぶん)のsatomi無限ロイド愛のレビュー・感想・評価

武士の一分(いちぶん)(2006年製作の映画)
4.2
地方の下級武士夫婦のつつましやかで穏やかな日常がお毒味の事故によって一変する。
命を賭しても守るべき武士の一分とはなにか。

盲目となってしまう木村拓哉が見せる一太刀のための泥臭い必死の殺陣が見どころ。

木村拓哉、檀れいと美男美女コンビだが、不運な下級武士とその妻の役柄によい感じにはまっている。
お互い好きあって夫婦になったことがセリフはなくてもにじみ出ている。
檀れいはこの作品によって一躍スター女優に。
笹野高史さんとの3人のやりとりも絶妙。

憎まれ役の坂東三津五郎さんの演技も見事だった。