カフェポタリスト

新選組血風録 近藤勇のカフェポタリストのレビュー・感想・評価

新選組血風録 近藤勇(1963年製作の映画)
3.5
NHKの大河ドラマにもなった司馬遼太郎の原作。
池田屋事件から天満屋事件まで新撰組がもっとも輝いていた時期が舞台。

主義と信念の人、近藤勇と、酒と女が生き甲斐の篠原泰之進。
頑固な近藤と優柔不断な篠原、対照的なふたりだが、なぜか気が合う。
殺人集団新撰組ものだけあって、かなり血生臭い場面が続く。

綿密な取材で有名な笠原和夫の脚本だが、
実際の二人の関係はどうだったのか。
後に、篠原は新撰組を抜け、伊東甲子太郎の高台寺党へ転向。
伊東が新撰組に謀殺されると、篠原は近藤を狙撃して
重症を負わせる事件まで起こしたので、これはあくまで創作だろう。