カフェポタリストさんの映画レビュー・感想・評価

カフェポタリスト

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映画(1085)
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名もなき生涯(2019年製作の映画)

4.0

世界は美しく、人間は愚か に見える

ルベツキライクなカメラとペルト風の音楽が素晴らしい

ルイズ その旅立ち(1998年製作の映画)

3.5

映画「エロス+虐殺」に詳しい、関東大震災直後の混乱のさ中、憲兵によって虐殺されたアナーキスト大杉栄と
愛人の伊藤野枝。ふたりの間に生まれた伊藤ルイズのドキュメント。彼女はやがて両親の遺志を継ぎ、社会
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A Sunday in Hell (英題)(1977年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

自転車ワールドカップにも組み込まれている歴史あるサイクルロードレース、パリ~ルーべの記録。
何故、Hellかというと 延々と続く石畳と悪天候が過酷で選手に大きなダメージを与えるから。
この1976年の
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山谷 やられたらやり返せ(1986年製作の映画)

3.5

あしたのジョーの舞台にもなった泪橋。
今ではバックパッカー向けのホテルに変身したドヤ。
1984年前後における労務者の姿。ここに撮られた労働争議は最期の輝きだったのかもしれない。このあと騒動が起きた辺
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影裏(2020年製作の映画)

4.0

どこか正体のわからない松田龍平に、不気味な音楽(大友良英) ・・・
途中まで傑作の予感がありましたが、何となく尻すぼみに終わった感じ。惜しいなぁ。
一関のJazz喫茶ベイシーとおぼしき店がロケ地に。
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山中常盤 牛若丸と常盤御前 母と子の物語(2004年製作の映画)

4.0

門外不出の12巻150mにわたる絵巻物を、
企画から12年かけて撮りあげた羽田澄子、執念の作品。
けっこう描写がグロい。

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.5

全編ワンショットということですが、実際は暗転とかのタイミングで繋いでいるようです。そうでなくても現在の技術でいくらでもトリックが出来るのでは。
前半と後半で主人公の交代がスムーズ。ドイツ兵が かなり悪
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SADA 戯作・阿部定の生涯(1998年製作の映画)

4.0

政治よりも性事 笑
愛の勝利
阿部定を画いた映画は3本観ていますが
陰惨にならず暗くないから、本作が好み

きのこの世界(2001年製作の映画)

3.5

樋口源一郎監督の記録映画「女王蜂の神秘」
「真正粘菌の生活史」と共に観賞。
亡き知人が いちばん美味しい食材はキノコだ、と言っていたのを思い出した。
最近、自分もその通りだと思うようになってきた。

静かな雨(2020年製作の映画)

3.5

昨日の自分と今日の自分は違っている。世界は刻々と変化し、ヒロインの事故による記憶喪失により、主人公が いかに過去にとらわれているか ということが露見する。
河瀬直美の出演で「あん」を思い出した。
あち
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小さい逃亡者(1966年製作の映画)

3.5

チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲
モスコー

AI崩壊(2020年製作の映画)

3.5

社会に有益な生き残る者と死すべき者を仕分けするAI。
これが現実になったら自分は真っ先に後者に入れられてしまうだろうな 笑
AIを活かすも殺すも、その裏にいるヒト次第・・・
予想外の展開で面白かったが
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アントニー・ガウディー(1984年製作の映画)

3.5

完成間近ときくサグラダ・ファミリア教会の設計者ガウディの作品のドキュメント。美術を扱ったアラン・レネの初期作品を思いおこす。武満徹も参加している音楽も印象的。

陽は傾ぶき(1996年製作の映画)

3.5

「天、見たけ」(1995年 10分)と共に観賞。
「かたつもり」との おばあちゃん三部作。
トマトの物凄い存在感。
「天、見たけ」留守電と認知症が進んだような おばあちゃん(養母)
河瀬直美は孤独を癒
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地の果てまで(1953年製作の映画)

3.0

ドストエフスキーの「罪と罰」を元に、新藤兼人が脚本を書き久松静児が監督したもの。
冒頭の馬が苛め殺される場面が凄くて、嫌な感じ。
そのあとも、学友の自殺や結核、ヒロイン久我美子(この頃は一寸ふっくらし
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mellow(2020年製作の映画)

3.5

様々な恋愛観
優しい花屋さん mellow
でも ちょっとモテ過ぎ 笑
ホンサンス、園子温なみにハイペースで映画撮ってるが
近作では いちばん今泉力哉らしい作品

テリー・ギリアムのドン・キホーテ(2018年製作の映画)

4.0

セルバンテス原作「ドン・キホーテ」を期待してると
とんでもない目に遭う。
これは邦題通り「テリー・ギリアムのドン・キホーテ」
そして これはテリー・ギリアムの「ラストムービー」
本家デニス・ホッパーの
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ロマンスドール(2019年製作の映画)

3.5

お久しぶりのタナダユキ監督ですが、ピエール瀧 出演作なので お蔵入りしていた?
昔で言うダッチワイフ職人を高橋一生が演じる。
ラブドールが仕上がって行くにつれ、妻の蒼井優が痩せほそってゆく。
オリジナ
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his(2020年製作の映画)

4.0

自由に生きて、自分のやりたいことをやったらいい
が、言うは易し、行うは難し
社会通念がそれを許さない
この町は理解があったからよかったが実際どうだろうか

静かで丁寧な造りが今泉力哉流。
今泉監督は白
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.5

カーレースの映画を観るのは本当に久し振り。
スタートが特徴的なルマン24時間耐久レース。
1960年代のマニュアル車による時代がかったカーレースだが、今と違い、人間の力による操作が多く、如何にも車を操
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.5

ジョジョが徐々に大人になってゆく 笑
ナチ少年とユダヤ人少女との人種、主義を越えた淡い恋愛感情。現実には とても こうはいかないだろうが、映画というフィクションの中で訴えてゆくことは大切。
先日観た「
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.5

話題の「パラサイト」ようやく観ました。コメディタッチの前半から地下室の存在が明かになり、一気に不穏な雰囲気に・・・やがてパーティーの惨劇へと流れ込む。
昨年の「バーニング」同様、韓国の格差問題が話の通
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.5

容疑者にされた無実の英雄リチャード・ジュエルと
彼を助ける弁護士の実話もの。
少々、発達障害気味の主人公は、法の番人を
自認するが、悪に対して適切な対応が出来ない。その純粋性が彼を追い詰め、よくない方
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ラストレター(2020年製作の映画)

4.0

レトロな手紙のやり取りという手段でストーリーが進行文通という言葉も久し振りに聞いた気がする。
簡潔で透明感のある映像は、いかにも岩井俊二らしい。
女の子たちの瑞々しい描写も相変わらず、それに応えた
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殯の森(2007年製作の映画)

4.0

森の中でのスピリチュアルな話という点で、監督本人もチラッと名前を出していたアピチャッポン的なところがある。仏教的、アジア的で こういう映画はヨーロッパで好まれ、カンヌでグランプリ授賞は頷ける。
その作
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玄牝 -げんぴん-(2010年製作の映画)

3.5

男が見てはいけないものを見てしまったような感じ。
いや、むしろ見なければいけないのかな。

朱花(はねづ)の月(2011年製作の映画)

3.5

古代大和の豪族の争いを現代の男女の三角関係に置き換えた河瀬直美らしい作品。
尤も、男同士の争いは無く、あるのは一方的な女性の選択のみ。
撮影と編集も監督が担当、初期のホームビデオのようなカメラから格段
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七夜待(2008年製作の映画)

3.5

タイの景色はアピチャッポン並に素晴らしかったが
長谷川京子演ずる日本女性の言動に終始イライラ。
黒清の「旅のおわり~」や本作に登場する、
見知らぬ外国を旅するお馬鹿な日本女性はホントにどうにかして欲し
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2つ目の窓(2014年製作の映画)

4.0

奈良から遠く離れて、奄美大島の自然と風土の中で
大人になってゆく子どもたちと退場してゆく大人たち
"映像派"河瀬直美 ここに際まれり
大森地獄谷を上がってくる村上親子

ラストムービー(1971年製作の映画)

3.0

「下女」以上に、劇場公開を もうずっ~と待ち続けた映画だったけど、これも期待が大きかった分・・・
「イージーライダー」以上に ぶっ飛んでる映画でした。
これはデニス・ホッパーの役者体験から来ている妄想
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さらばモスクワ愚連隊(1968年製作の映画)

4.0

元気な頃の富樫雅彦の演奏が見れます。
ちゃんと台詞もあります。
これが本当の芸術だ、どや顔で嘯くロシア人を
若大将が即興のjazzピアノで黙らせるシーンが最高!

沙羅双樹(しゃらそうじゅ)(2003年製作の映画)

4.0

この作品もカメラ (山崎裕) が素晴らしい。
冒頭、込み入った迷路での神隠しのシーンにおける
長回しが、ラストの分娩シーンに繋がる。
それは恰も輪廻転生を想わせる。

万華鏡(1999年製作の映画)

3.5

トリプル構造。二人のモデルを写真家が撮り、その様子を監督が撮り、さらにその様子を録っている者がいる。
都会に出てきた尾野真千子を撮る写真家を罵倒する河瀬直美 笑

天国にいちばん近い島(1984年製作の映画)

3.0

森村桂の原作はだいぶむかしに読みましたが
話はずいぶん違うみたい
「緑色の光線」あれは補色の関係で見えるのか
メガネっ娘の原田知世も可愛いけど
大林監督らしくないフツーの映画でした
さりげなく反戦の思
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