ヤフー映画難民

ダークナイトのヤフー映画難民のレビュー・感想・評価

ダークナイト(2008年製作の映画)
4.7
『ドラマ』とは葛藤のことであり、この映画では登場人物全員が大切にしていることや大切にしている人、生と死、正義と悪、光と闇など究極の選択を突きつけられ、悩み、葛藤する。
この葛藤が大きければ大きいほどストーリーは面白くなる。
『ダークナイト』ではこの葛藤が常に突きつけられる。
これで面白くならないわけがない。

これはストーリーを作る上での基本であるが、この基本を突き詰めていくことこそ面白いものを作る最高の方法だと気付かされた。

この映画を面白くしているのはやはりジョーカーというキャラクター。
この存在感は本当にすごい。
例えジョーカーが死んでも「あのジョーカーが簡単に死ぬはずない」って思っちゃう。
これはどういうキャラクターか完全に伝わってる状態であり、完成形。

IMAXの映像、キレイすぎる。

ラスト、これでなんとか解決したかと思ったところに素直にハッピーエンドにはさせてくれないダークナイトらしい締め方。
うーん、たまらん!