前作のバットマンビギンズを鑑賞した時、とてつもなくワクワクさせられそれと同時に「なんだノーランだからって気構えることなかったな」と安心したのである。様々な所で傑作だと言われつつもノーラン作品だから合わないだろうなとずっと敬遠してきたこのシリーズを最後まで観ることが出来そうだと。
私はまんまと騙されたのである。
確かにジョーカーというキャラクターはこの映画において悪役としてとても魅力的だったが、意図的ではあれど盛り下がっていくストーリーに慣れない私の胃腸が悲鳴をあげる。
話としては完成度も高く面白いが気持ちよくはなれないのがつらい。