2008年,アメリカ
監督:クリストファーノーラン
カッコイイだけに走りがちなヒーローものも、ノーランの手にかかれば全ジャンルを凌駕する作品となる。
シーンごとに決まった音楽が流れるのだけれども、それが見事に合っていて、映画の雰囲気に磨きがかかる。
ジョーカーにヒースレジャー。
歴代のジョーカーのイメージをぶっ壊すまでのキャラクターになっている。
ジョーカーの残忍な雰囲気を彼のメイク、声がより一層高めている。
前作よりもアクション気質な作品になり、実際に行われたトラックが縦に倒れるシーンは圧巻。
待望のトゥーフェイスの登場。
彼の経歴は、トミーリージョーンズの時とは違うけれども、顔は痛々しく、こちら側まで引きつった顔をしてしまう程のリアルさ。
ジョーカーの思惑通り、国民的ヒーローの人間が、悪に染まっていく姿をアーロンエッカートが熱演している。
唯一突っ込みたいのがレイチェル役をケイティホームズからマギーギレンホールに変えた点。
前作からのファンからすれば、ここは大きな失望感を、、
アメコミファンのみならずバットマンを好きにさせてくれる至高の作品。