ダークナイト初見。つらい。。ぐちゃぐちゃだ。
何がって、前作「バットマン ビギンズ」でバットマンの誕生秘話を観たにもかかわらず、中盤まではまだバットマンことブルースのこと金持ちのボンボンとしてみてたんですよ。
彼だって辛いのに。市民にならず者扱いされてるのに。なぜか他人事として見てしまう。
どうしてもジョーカーに惹かれてしまう。案の定ですよ。
(作品を観た時系列は逆になるけど)ホアキン版ジョーカーで、一人の青年がジョーカーになるところを見届けたせいだろうか。。これは感情移入なのか?同情なのか?
全盛期のジョーカーは何故こんなにもクレイジーなのか。バットマン以上に生身なのにね。
そしてトゥー・フェイス。
知ってる。知ってるぞ。。アニメで観たことあるぞ。。つらい。正義が悪に堕ちる瞬間。ハービーつらい。
その…中盤までは、ジョーカー寄りで観ていたのだけど、ラストに向けてバットマンの立場が非常に悲劇的に感じてしまった。他人事じゃなくなってきた。何度も犬に噛まれるのはさすがに痛い(そこ)。
ジョーカーとバットマン。
お互いに「相手を殺せない」存在。ジョーカーも言ってたよね。2人は似てるんだと(そんなようなこと)。
決して「ヒーロー」ではない。彼は「ダークナイト」。誰しも心の中に悪のカケラを持っている。背中をポンと押されて堕ちることも充分ありえる。ジョーカーに本性を炙り出されたとしたら?正義を試されたら。。?
そんなジョーカーの死のお試し、いくつかの究極の2択のシーンはえぐられる想いだった。
アックマイト光線を打たれて平気なのは孫悟空くらいだと思っていたが、囚人にもまだ正義感があったということか…。ジョーカーの誤算。
(何言ってんだ。また、無駄に長くとっ散らかってきましたよ)
バットマンの良心であり癒しの存在、マイケル・ケインとモーガン・フリーマン。まるで温泉のようなあったかさ。ずっと浸かっていたい。。素敵なおじさまたちに支えられてる。ミリオンスマイル。
言わずもがなゴードンこと大好きゲイリー・オールドマンの存在。よっ!待ってました締めのセリフ。(待ってません)
ブルースの周りにはそんな素敵な人たちがいるんだよね。彼らがいる限り「大丈夫」だと思う。
さて、ノーラン祭りでダークナイトの上映には乗り遅れたけど、ここ数日で一気に見すぎてちょっとやり過ぎたかな…と思いつつ次は「ライジング」を観て完結です。
バットマン ライジング…何するの?
おしまい