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戦国番長 ガチザムライのFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

戦国番長 ガチザムライ(2010年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

西海謙一郎が監督、石垣佑磨が主演を務めた時代劇アクション作品である本作は、数々の有力大名たちが隣国の領土を奪うべく天下統一を掲げ戦を繰り広げていた戦国時代を舞台に、農民の身でありながら下剋上を夢見て野武士となり、近隣の村の不良侍たちと喧嘩に明け暮れる日々を過ごしていたとある日に、姑息な手を使う因縁の相手・吉見村を制圧したことで虎視眈々と下剋上に向けて権と米助とともに豪腕を振るっていたところ目の前に立ちはだかった、本物の戦から帰ってきた鬼首村の最凶の野武士・城児魔との戦いに身を投じていく衣笠村の不良侍・竜徳の姿を追った作品となっているのだが、わりと最後まで飽きずに視聴はできましたね。主演を務めた石垣佑磨の演技は決して悪くはなく、彼のアクションシーンもそれなりに見応えのあるものとなっていて、市瀬秀和が演じた城児魔との差しの勝負は物足りなさで胸がいっぱいになるほど呆気ないものとなってはいたが、練習量は伝わってきました。鈴之助のユニークな演技も大味だか悪くはなかったですし、暇つぶしにはなりましたね。ただ、やはり小さな村を舞台としていることや、村の悪ガキ3人組が下剋上を夢見て近隣の村の不良侍との戦いに身を投じていくというほんの小競り合いを描いた作品なので、時代背景から大人数による戦や殺し合いを連想してしまいそうだが、そのイメージで視聴してしまうとスケールの小ささや物語の薄さに肩透かしを食らってしまうでしょうし、殺し合いではなく喧嘩ですからね。何も考えずに視聴することが前提となる一作かと。
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