このレビューはネタバレを含みます
[Story]
アイスランドの山間に住む羊飼いの夫婦マリアとイングヴァルが、娘を亡くし2人で静かに暮らしていたとある日に一頭の羊の出産に立ち会ったところ羊ではない"何か"が産まれ、当惑した表情を浮かべながらも亡き娘の名前である"アダ"と名付けて大切に育てていたところ……。
[Review]
総合評価 ★★★★★★★☆☆☆ (7/10点)
オススメ度 ★★★★★☆☆☆☆☆ (5/10点)
[Memo]
台詞ばかりか展開も少なく、その上スローテンポな作品となっているので人によっては退屈に感じてしまうでしょうし、羊ではない"何か"が産まれたことが今作のピークなのではと途中で不安を覚えてしまったことも確か。ただ、アイスランドの寒々しい景色の中に映し出される物語は妙なものではあったが童話的で、娘を亡くしたマリアとイングヴァル夫婦の子に対する執着心やエゴというものに目を向けさせられましたし、キャスト陣の演技も印象的で個人的には最後まで楽しめた。