このレビューはネタバレを含みます
水面にぽつんと立っている家は、ひとを例えてるのかなって感じた。
見えてる部分はほんの少しだけ。
でも、その人の歴史はずーっと深くにある。
おじいさんが、過去を思い出し、記憶の家族が蘇る。
過去から、いまの、同じ場所に立っている瞬間の切なさがすごい。
おばあさんとの、最初の家でのワインを飲むシーン。
音楽止まった瞬間ポロポロ泣いた。
セリフがまったくない。
笑っていても、笑い声すら聞こえない。
聴き心地がよい優しい音色、水の音、風の音、水中での呼吸音。
それだけで充分。
ナレーションない方が好きだけど
あったらあったで、違う面白さ。
あんな短い作品なのに、まだまだ話し足りない。笑