さしすせ

ゼア・ウィル・ビー・ブラッドのさしすせのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

1898年、アメリカ西部。
実業家のダニエル・プレインヴューは、幼い息子 H・Wと2人で各地を転々とし、油田開発による一攫千金を目論む。

地球の資源を己の利益に変え、無一文から大富豪にまで登り詰めていくサクセスストーリーではあるが、尽きることの無い欲望から孤独に堕ちていく姿を描いた悲劇とも捉えられる。

ダニエル・デイ=ルイスが本当に恐ろしい。
途中から完全に精神ごと別次元に飛んでいるような圧倒的な演技。
冒頭の数十分、台詞なしの不協和音で一貫しているのがまたそれを際立たせている。

栄枯衰退モノ(そのような括りがあるかどうかはさておき)としてかなり群を抜いてよかった。
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