niwa

ゼア・ウィル・ビー・ブラッドのniwaのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

冒頭から度々響く不協和音。煩くて空恐ろしい。息子の耳が聞こえなくなったとき、その不協和音が最大ボリュームで頭の奥で響いた気がした。

冷徹な石油屋は情にほだされない。その事実は哀しい。ただ、爆発の後で息子の元に駆けつけたのは、あれは本当の父ではなかったか。息子を罵ったのは、抗えない本心と、抗いたい本心がない交ぜになったのではないか。そう思いたい。
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