もんてすQ

ゼア・ウィル・ビー・ブラッドのもんてすQのレビュー・感想・評価

2.0
20世紀の初頭、オイルビジネスで成功した一人の男の半生

私、PTAの作風が本当に苦手
ダニエルDルイスをはじめとしたキャストの演技が凄いし、撮影・美術なども見どころはあるんだろうけれど、それでもしんどい
独特のテンポや、キャラクターに共感できないからかもしれない

主人公・ダニエルが自分の心の内どころか来歴も一切語らないので、言動を理解しづらいし、唐突にキレだすので観ていて疲れる
新興宗教の牧師・イーライの、神の名の元に金を稼ごうとしたり暴力を振るったりと好き放題なところもイヤだけど、これは役者の演技が上手いので妙に感心させられた
結局ダニエルは酒浸りになるし、イーライは教団の運営にうまくいかなくなるんだけど、この映画でそこにどういう意味を持たせようとしているのかが全くわからなかった

特に不愉快だったのが、息子が聴覚障害を持つ原因となる事故のシーン
これを書きながら思い出すのも嫌になるような場面だったねあれは

油まみれになったら早く脱いで洗って、きれいに落として欲しいってずっと思ってた
もんてすQ

もんてすQ