ゼア・ウィル・ビー・ブラッドのYamasnowboarderのレビュー・感想・評価

異常なまでの私利私欲で人を騙し、搾取にあけくれ、時には殺人も犯した石油実業家の強欲な生涯を描いた映画。

石油王はこの後破滅に向かって突き進みそうではあるものの、映画はなんとも本格的な破滅の直前で終了といった感じで、結局最後まで生き残って勝つのは利己的な奴っていう印象が残ってしまった...。なので観終えた後は正直胸糞悪く何とも歯がゆい気持ちになってしまった。それくらい主人公を演じた”ダニエル・デイルイス”の演技は迫真的で、またカット毎の色々な演出は魅せるものがあった。