ちはな

ボビー・フィッシャーを探してのちはなのレビュー・感想・評価

4.6
凄くよかったなぁ~(´∇`)
子供が頑張ってる話だけど 押し付けがましくお涙頂戴ではなく 愛情あふれる成長物語
天才チェス少年 ジョシュの父が書いた本の映画化

日本で言えば 将棋や囲碁的なものですかね
本当に好きな人は ゲームではなくもう『芸術』だとまで言うそうです

7歳のジョシュ(瞳の感じがベッキーぽい)は 公園で賭けチェスをやってる輩のを見てルールを覚えてしまう
そのプレースタイルから公園では「ボビー・フィッシャーの再来」と話題に
ボビー・フィッシャーとはかつて
チェスの世界チャンピオンになった伝説の人
(この方 ちょっと変わり者で過激な発言をしたり 失踪を繰り返したりと問題児
最終的には日本の方と結婚していたらしい)

それまでは 野球好きな普通の少年だった彼の才能に気付いた父は 彼の才能を伸ばそうと彼に指導者を付けるが・・・

ジョシュ君は 単純に 純粋に 楽しくてチェスをしてたのに パパはいつの間にか『勝負に勝つ』ことにこだわってしまう
子供の気持ちと親の思い
どちらの気持ちもよく分かるだけに( ˃̣̣̥ω˂̣̣̥ )
ジョシュ君 7歳とは思えないほどの落ち着き
いつもは冷静な子なのだけど
強くなればなるほど頂点に立つ者の宿命 が・・・
負けることへの恐怖と勝ち続けることへの重圧
少年の葛藤が健気です(涙)

父が雇った師匠と公園での師匠
彼らとの関係も見どころですが なんつったって一番の理解者はママ
すべて お見通しの言動に愛を感じます(Ŏ艸Ŏ)

チェスの早打ちのシーンは子供とはいえ圧巻
ほんと チェスって奥が深いんだろうなぁ

ラストのジョシュくんの成長っぷりが微笑ましいんですよ( ¨̮ )
ちはな

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