チェスの天才であるジョシュと、その周りで応援する大人たちの話。
チェスが分からなくても楽しめる映画です!
親の「将来、こうなって欲しい」が
いつしか子どもの夢となる。
子どもにとってはそれがプレッシャーだったり…
本作品のなかでは、ジョシュが親の顔色を伺っている様子が印象的でした。
口数は少ないけど、ジョシュの切ない表情。(これがとっても可愛い!)
子どもに顔色を伺わせる教育者=悪いとは思いません。教育者自身も本気で悩み、苦しい思いをしているからです。
子どもの持っている力を最大限に引き出す努力をする「教育者」という存在は大きいことを再認識しました。
父親、母親、チェスの先生、公園でのチェスの相手。それぞれの人物のサポートがあったから才能開花できたんだろうな。もしチェスの先生だけに教わっていたら…と考えたらゾッとする。(笑)
チェスがうまくいかず悩むジョシュ。最後は自分の決断でチェスを心から楽しんでいて温かい気持ちになりました。
誰かの言うことを聞くのではなく、自分の意思を持って決めるって素晴らしいなと感じた一本でした。
個人的に、母親の存在が素敵でした。子どもの気持ちを尊重できる母親、私もいつかなれますように…