らどる

ボビー・フィッシャーを探してのらどるのネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

特に思い入れなく見ましたが,最高ですね。
興味,成長,体験,旅立ち,とってもきれいな映画でした

父とブルースは
ジョッシュの才能を自分自身の価値として内面化してしまう(現実でもありがち)。成績のためにジョッシュの意思に関係なく指導してしまう。
 ジョッシュがわざと?負けたあとの「なんで僕から離れてるの?」「ごめんなさい」は見ててマジで心痛かった…。

個人的に好きなのは母親の動き。
基本彼女は,チェスのことにはかかわらず外側から見てます。(ドア枠外からジョッシュを見つめるシーン多数。)
 動きがあるのは,ブルースに公園でのスピードチェスを禁止されたあと。世界地図の柄の服を着させられた(成績に囚われてるとのアイコンかな)ジョッシュが,公園でのチェスを羨ましそうに見てます。彼女も公園の方を見ます。ジョッシュの内面に気づいてるんですね。
 そのあとブルースが例のごとくジョッシュに無理強いをするんですが,彼女が遂に動く!! ここで初めてドア枠を超えて「家から出ていって」とブルースに言い放ちます。<母ードア枠ージョッシュ>というショットは嫌というほど配置させられてたので,ここで彼女がキレて枠を超えてくるインパクトが凄く大きかったです。一番好きなシーンだし,一番スパイシーなシーンでもあります,たぶん。

あとジョッシュが椅子に座るシーンが大好きです,かわいい
らどる

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