クリストフォルー

僕の彼女はサイボーグのクリストフォルーのレビュー・感想・評価

僕の彼女はサイボーグ(2008年製作の映画)
4.0
当時はまだテレビ女優という感じだったので、劇場公開時には、こんなにいろんなことをさせられている彼女に同情したくらいだが、いま観かえすと、本作が、その後の“時をかけ続けちゃう女優”綾瀬はるかの原体験だったことがわかる。
「映画 ひみつのアッコちゃん」も「本能寺ホテル」も「今夜、ロマンス劇場で」も、もちろん『精霊の守り人』や『奥様は、取り扱い注意』や『天国と地獄 ~サイコな2人~』にしても、綾瀬はるかが臆せず挑み続けるのは、本作での体験が道を拓いたという気がする。本当に、他の追随を許さない役者道を突き進んでいる。リスペクトする他ない。

本作の小出恵介は、「猟奇的な彼女」のチャ・テヒョンの引き写しキャラなのが気の毒だったが、それも呑み込める懐の深さも含め、やはり稀有の俳優だと思う。しっかり心を入れ替えて復活して欲しい。

SFのタブーなんか無視しちゃう“韓流ラブストーリー”。わたしゃ好きだよ。
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