サーフ

ノロイのサーフのレビュー・感想・評価

ノロイ(2005年製作の映画)
3.7
ホラー系フェイクドキュメンタリー作品の中で一番面白かったかも。

怪奇ルポ作家、小林はドキュメンタリー作品「ノロイ」を完成させた直後に自宅が火災で全焼。妻が遺体で発見されるも、小林本人は消息不明となってしまう。
完成させた「ノロイ」で彼とその周辺で何が起こったのか。「ノロイ」本編を通して彼に起こった事を詳らかにしていく…というのが大まかな内容。

この映像の中で彼らに起こる事は得体の知れない気味の悪さに包まれていてなかなかの怖さ。

構成としては小林達が取材で撮影したテープ、関連するテレビ番組やニュース映像で成り立ってる作品。
挿入される番組やニュース映像のクオリティが実際にテレビで放送されていたかと思う程リアル。
バラエティ番組についてはダンカンやアンガールズ、飯島愛など役ではなく本人として出演してたりと、かなり作り込まれてる。

映像が進むにつれノロイが人間に侵食していく様は気持ち悪いし、終盤の「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」を彷彿とさせる鬱蒼とした森の中を狂気に襲われるシーンは「ブレアウィッチ」よりもこっちの方が断然怖い。

ジャンプスケアは皆無だけど得体の知れない物が確実に彼らに近づいて行ってるというゾッとする怖さは終始感じてしまう。
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