このレビューはネタバレを含みます
この物語は悲劇でしかない!
舞台はどこかのヨーロッパかな?命を宿した者と宿された者のストーリー。恥ずかしながら「フランケンシュタイン」というものが作った人の名前だと知ったのはこの映画のおかけです。(怪物の方かと思ってました^^;)
いや〜、科学者が狂ってる。一時の情に流され、理性を失い、禁忌を犯す訳です。作ったは良いがすぐ恐ろしくなって手放すなんて無責任過ぎるでしょ。完全に科学者の自己満でした。私は、怪物が子供のように寂しくて愛情が欲しくてただ普通になりたかっただけにしか見えなかったです。小屋のお爺さんのシーンは胸が痛かったな。愛が憎しみに変わった瞬間でした。鋼錬のように、命の錬金術は御法度ですな。
その後復讐編突入。若い頃のヘレナボナムカーターが目くりくりで可愛いし綺麗。でも残念な結果に…。科学者にまたも憤りを感じ、とても可哀想でした。
怪物のビジュアルは針と糸でチクチク縫って造られた感漂う不気味な感じ。94年作品のため変にCG使ってなく特殊メイクだけなので古くて良い味出してます。
ストーリー構成は過去を振り返る形式なので、何があったの?と興味をそそり、のめり込みます。
海外版ゴシック小説の金字塔、興味ある方は観たほうがいいかも。