みみしゃ

ベルリン・天使の詩のみみしゃのレビュー・感想・評価

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)
3.9
「子供は子供の頃不思議に思ってた
 なぜ僕は僕で君は僕じゃないのか
 なぜ僕はここにいてそこにいないのか
 時の始まりはいつ?
 宇宙の果ては?
 太陽の下で生きてるのは夢?」

「"永遠に"ではなく"今この時"と言ってみたい」

「カードゲームに加わり
 頷くだけの挨拶をされてみたい
 そして嘘もつくんだ
 全知でないから予測もする
 "ああ"とか"おお"とか言うんだ」

「痛みは時が癒してくれる
 でも時が病気なら?」

「愛されたい
 心から愛されたいのに
 私の愛されたい思いが私を不器用にする
 愛したい」

「いまだかつて
 平和の叙事詩を上手く語れた者はいない」

「ドイツ人は国家のように境界線を持ち
 よそ者には入国税を求めるのだ」

「世界から消えて寂しいものは
 俺に言わせればスズメだけだ」

「子供は子供の時
 子供であることを知らなかった
 全てには生命があり
 全ては一緒だと思っていた」

「自分の歴史を作りたい
 林檎をこの手で掴むんだ」

「泣くなんて悲しみに出会った少女みたい
 誰のための涙か分かればいいのに」

「寒いな 上着が欲しい
 あれはいい上着だ
 俺のも上等じゃないが彼女からの贈り物だ
 寒いが手は温かい
 あっちが西だ
 俺にだってそれぐらいは分かる
 あっちには地下鉄が
 回数券はお得だよな
 手紙はもう届いただろうか
 まだ見てないといいけど
 見知らぬ奴らが何かを叫んでる
 俺には関係ないね
 もう何も考えたくないんだ
 でもなぜだろう、」

「見えないがそこに居るんだろう
 君を感じるよ
 私は何かに触れると冷たさを感じる
 君もこっちに来るといい
 これはタバコだ
 寒い時には手を擦る
 こうすると暖かくなる
 君と一緒に話せたら楽しいだろう」

「天上から地上に降りるよ
 もう誰も僕を他人とは思わない」

「子供は子供だった頃
 りんごとパンがあれば良かった
 それは今も同じ
 子供は子供だった頃
 初雪がいつまでも恋しかった
 それは今も同じ」

「仲間よ!
 会えて嬉しいよ」
「あなたも?」
「世間にはたくさん居るよ
 私だけじゃない」
「待ってくれ!もっと話したい!
 知りたいんだ」
「自分で探すんだな
 楽しいぞ」

「私は寂しさを感じたかったの
 寂しさは私を完全にするから」
「もう偶然は終わり
 私の目を見て
 必然が見えるでしょう?」
「今の私たちは今この2人よりも大きな存在よ」

「男と女の素晴らしさが僕を人間にした」

「今の僕は知っている
 どの天使も知らないことを」
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